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WEB BOOK : haluta 365

haluta 365 REGULAR BOOK

EAT, TIME AND PLACE

食べものはなるべく時期もの、地もの

vol.21

April
,24,2017

あの手 この手 from 松本 #11 ちっちゃな松本一本ねぎ味噌

posted by KENICHI KANEKO

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松本にも春の便りが届いております。弘法山の桜に、松本城の夜桜。僕が一年のうちで、一番好きな時間「穀雨」。

 

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義父の畑もこれから種を蒔いたり、苗を植える準備が着々と。耕した土が陽を浴びてふかふか。足の裏も喜んでる。手前には玉ねぎが、奥の雑草の中には昨年種蒔きした松本一本ねぎが。。。

 

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これは、今年の種採り用の一本ねぎ。このあと、ねぎ坊主が出てきますよ。

 

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お義母さんに頼まれた薬味用に穫ってきたちっちゃな一本ねぎ。今月はこれを使ってねぎ味噌を。まず、鍋にみりんを入れて中火で熱し、ふつふつとしてきたらいったん火を止める。味噌を加えてよく混ぜる(味噌の塩気が強いものはきび砂糖などを加えて味を調える。少し甘めくらいが好みです)。細かく刻んだねぎを加えて、今度は弱火で少し火を入れながら混ぜる。これだけ。

 

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おにぎりにこのねぎ味噌をぬって、こんがりと焼けば、たちまち絶品焼きおにぎりに変身!かるくトーストした食パンにこのねぎ味噌をぬって、ちぎったのり(あおさだとなお良し!)、しらす、チーズをトッピングしてさらに焼けば和ピザのできあがり。茹でたスパゲッティに無塩バター、ねぎ味噌をからめて器に盛り、桜えびと刻みのり、手ずりの白ごまを散らせば簡単和えるだけパスタのできあがり。

 

松本の4月は端境期。穫れる野菜や山の恵み、とっておいた作物をいかに有り難くいただくか。お義母さんからの台所の知恵は宝物です。このねぎ味噌も教えてもらいました。とっても簡単だけど、ちっちゃなねぎを抜いたとき、半径30cmにふわぁっと広がるあの香り、台所で刻むとその香りはさらに強くなる。思い出が積み重なってできた春の味です。

 

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posted by KENICHI KANEKO

マツーラユタカとともにフードユニット 「つむぎや」を結成。雑誌や書籍へのレシピ提案、ケータリング、イベントなど幅広く活動中。現在、松本と横浜を行き来しながら、義父の畑仕事を手伝ったり、ブックプロジェクト「アルプスごはんのつくり方」など、あちこちを巡りながら料理をしている。著書に『ぱんぱかパン図鑑』(地球丸)、『和食つまみ100』(主婦と生活社)など。 http://www.tsumugiya.com/

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