つい先日anemoneのストアレターでもご紹介した、ARABIAを代表するデザイナー、ウラ・プロコッペ。halutaでも人気の高いRuskaシリーズやAnemoneシリーズをデザインした彼女は、シンプルで実用的な陶器の他にも、印象的で装飾品のような食器デザインもしていました。
その中でもこちら。
Valencia/ヴァレンシアシリーズは、1960年から2003年と長きにわたって生産された人気シリーズで、ARABIA最後のハンドペイント作品でもあります。深いコバルトブルーで一つ一つの模様が丁寧に描かれ、その濃淡・滲み具合は平面に奥行きを与えています。
この力強く、ダイナミックな柄は南ヨーロッパのセラミックの影響を受けたと言われており、これはウラ・プロコッペ自身が南フランスで幼少期をすごしたことも大きく影響しているのかもしれませんね。
中央、鮮やかなブルーで描かれた花がダイナミックで、ヴァレンシアシリーズの中でも人気は一番。希少性が高いプレートシリーズ。
手描きのぬくもりがある筆遣いで、生き生きとした植物をプレートに描き出しています。
濃淡があるラインで力強くパワーあふれる仕上がりです。周囲に配置された模様は、トルコのお守りであるナザール・ボンジュウをイメージさせるようなユニークな風合いがあり、インテリアとして飾っても素敵です。
ヴァレンシアのティーカップ&ソーサーは、すこし立ち上がったカップの縁がなんとも上品なシルエット。さりげない脚の形状が、カップだけでもひときわ目立つ存在感にしています。毎日の朝食にたべるシリアルも、ヴァレンシアのカップに入れるとなんだか優雅な朝食に。
私たち日本人にはあんまり馴染みがないのだけれど、こじんまりとしたサイズ感がなんだか惹かれる、エスプレッソを飲むためのデミタスカップ&ソーサー。このなんとも絶妙なサイズ感は、アイスクリームにエスプレッソを入れて、アフォガードとして楽しんでも◎。
これ以外にも、蓋付きのボウル”チュリーン”や”ティーポット”など、ヴァレンシアの中でもとっても希少性の高いアイテムも、少しばかり掲載中です。
一つ一つ違う、手書きの味わいのあるプレートやカップの裏には、それを描いた絵付け師のサインが、それぞれに入っています。
少し余白の目立つ絵柄や、ぎっしりと塗り潰すように描かれた絵柄など、個体差と呼ぶには幅がありすぎるような描かれ方も、並べてみれば、やはり全て同じように華やかさとどこか異国の雰囲気を醸し出していて。
何枚あっても、同じものは一つとしてないところは、ファン心をくすぐりますね。
Valencia/ヴァレンシアシリーズの Livet 掲載ページはこちらから
まずは1アイテムから。日常使いの食器とは別に、愛でたいハレの日のアイテムとしても。
きっと特別な食卓を、優雅なひとときにしてくれるはずです。
お問い合わせ : 0268-71-3005 / mail@haluta.jp
販売店舗 : haluta kanda
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